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安全ボケと現場のリスク

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2022/02/16 情報を更新いたしました。

現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビです。
ブログを訪問いただき、ありがとうございます。

災害は忘れてた頃にやって来る、聞き慣れた標語です。
法律やインフラなどが整備されているおかげで、リスクは減っています。
それでもリスクがなくなったわけではありません。

先日、乗っていたバスの中で起こったことからリスクに関して再認識させられる出来事がありました。

そのバスが急停車し、女性が前方に飛ばされ、フロント・ガラス手前の降車口の辺りに激突しました。
ひどくぶつけたようで、しばらく立ち上げれず、その対処のためにバスは30分以上その場で留まることになりました。

この女性は気の毒です。
急にブレーキをかけた運転手にも非があります。
その上で、このリスクは回避出来なかったのでしょうか?

そのバスでは、誰かが降りるためにボタンを押すと、完全に停車するまで席を立たないで下さいとアナウンスしていました。
その女性は、元々座っていたのですが、停留所が近づいた時に、席を立ちました。

また、前兆もありました。
その運転手はどうも車間距離をあまり取らないらしく、前の車が左折するなどでブレーキを踏んだ時、何度も急ブレーキに近いブレーキをかけていました。
この運転手は急ブレーキをかけることが多いことを気付く機会はあったのです。
急停車しないだろう、自分が立っている時に急ブレーキはかけないだろう、と思い込んでいたと思います。
それ以前に、急停車のリスクがあることを、頭の片隅にもなかったかもしれません。

最近は、リスクが減っています。
安全であることが当たり前になりすぎて、リズムへの意識が薄くなっているように感じています。

ビジネスでも同じです。
リスクは常にあります。
多くのリスクには、予兆となることがあります。
リスクへの意識を維持し、リスクの予兆にアンテナを張り、その前兆に気付くことが大切です。

実際に問題が起きると大きな損害と対処に多くの労力がかかるものです。
災害は忘れてた頃にやって来る。
多分起こらないだろう、自分には起こらないだろう、起こっても大した影響はないだろう、このように思っていませんか?
これは、安全ボケと言えませんか?
あなたの会社は、安全ボケしていませんか?
リスクを意識していますか?
リスクの予兆となる現象にアンテナを張ってますか?

 

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