オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
最近よく聞く言葉にHSPがあります。従業員の中にもいる可能性のあるHSPの扱いには注意が必要です。
HSP(Highly Sensitive Person)は、生まれつき非常に感受性が強く敏感な気質もった人、という意味です。概ね5人に1人があてはまる性質だそうで、従業員の中にもいる可能性は高いです。HSPは、
- 考え方が複雑で、深く考えてから行動する
- 刺激に敏感で疲れやすい
- 人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい
- あらゆる感覚がするどい
という特性を持っているようです。そのため、
- HSPでない人たちとの差に自己嫌悪を感じる
- まわりに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすい
そうです。
HSPは仕事など、社会生活を送るのに苦労しているようです。HSPが持っている特性は、ほとんどの人が持っています。そのため、HSPが苦労しているのは想像出来ますが、周りにいる人もHSPであることに気付いていることが多いものです。そしてHSPに対しては、ついHSPではない人以上に気を遣うことになります。つまり、本人とは比較にならないでしょうが、周囲の人も苦労しているのです。
気遣いは、会社のように多くの人が関わる場では必要なことです。そして誰もが当たり前に行っています。しかし、HSPが一般的な気遣いでは不十分であったり、気遣いに対しても過剰に反応されれば、周囲の人は特に気を遣うことになります。そしてそれは、HSPでない人にとって負担が大きいものです。
しかし、HSPはどこにでもいます。HSPを避けることは出来ません。しかし、放置すれば人間関係がギクシャクするでしょう。
もちろん、HSPが持っている特性は生来のものなので根本的に変えることは出来ませんし、我慢を強いるのも良い方法ではありません。とは言え、HSPでない人にHSPに気を遣うことを強要すれば疲弊するでしょう。
では、どうすれば良いのでしょうか?
この答えが簡単に分かり、実行出来るのであれば、これほど話題になることもありません。それでも、適切な対処のキーになることがあります。それはオープンなコミュニケーションです。まず、HSPがHSPであることを隠さないことです。そして周囲の人は、表現には気を遣いながらも、HSPに対して思っていることや感じていることだけでなく、自分のことなどをオープンに共有することです。
お互いに思っていることを口にするのは簡単ではありません。そして誤解のないように伝え合うにはコミュニケーションの質は高く、量も多くすることが必要です。この社内のコミュニケーションの質と量を変えるきっかけを作り、推進出来るのは経営者です。お互いに気を遣い過ぎてコミュニケーションが不十分だと人間関係も悪くなり、業務にも支障が出ます。これも経営者が担わなくてはならない役割です。
本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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