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従業員からの抵抗の扱い方

経営者の現場力

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
会社の指示に抵抗する従業員がいると思います。
どのように扱うと良いのでしょうか?
経営者の現場力

指示をする立場である経営者や管理職にとって、従業員の抵抗は嫌なものです。
抵抗される場面では険悪とまではいかなくても、少なくとも友好的な雰囲気ではありません。
しかも、抵抗されたとしても、してもらわなくてはならないものは、してもらわなくてはなりません。
そのようなピリピリした雰囲気が好きな人はほとんどいません。
ピリピリした雰囲気を好まないのは指示する側の経営者や管理職だけでなく、指示される側の従業員も同じです。
では、なぜ抵抗する従業員がいるのでしょうか?
抵抗する従業員の本心は何なのでしょうか?
指示に抵抗する時に従業員が伝えてくることは、大きく分けて2つです。
1つは指示を実行するのが無理だということ、もう1つは指示自体が間違っていること、そのいずれか、あるいは両方です。
抵抗しているので当然、伝えてくるときの表情も言い方も不機嫌さが表れているでしょう。
では、 抵抗する従業員は、指示に従うことに抵抗しているのでしょうか?
もちろん、 言葉通り指示の見直しや撤回を求めている人もいるでしょう。
しかし他の意図を持っている人も多くいます。
例えば、
ただ一言言っておきたいだけ
問題点や課題に気付いている自分の優秀さをアピールしたい
大変だけど引き受ける従順さを認めて欲しい
大変な指示で苦労することを分かって欲しい
普段から苦労しながら頑張っていることを分かって欲しい
などです。
これらの人は、指示の見直しや撤回を求めているのではありません。
抵抗することを通して、別のことを伝えたいのです。
必要なのは本来の意図に応えることであって、指示を見直す必要はありません。
優秀さを認めたり、分かって欲しいと思っていることを分かっていると伝えることが必要なのです。
指示したことに抵抗されるのは嫌なことです。
抵抗されれば身構えますし、理詰めで説得したり、強要したくなります。
しかし本当に抵抗している従業員は多くいません。
ただ分かって欲しいことがあるだけです。
問題なのは、抵抗する時に使う言葉や表情は、本当に抵抗している場合も、そうでない場合もほとんど違いがないことです。
指示する立場の経営者としたら、抵抗せずに指示に従って欲しいものです。
本当に反対しているのでなければ、なおさらです。
それでも従業員に協力してもらうには、手間のかかることであっても適切に対応しなくてはなりません。
だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。
そして支援したいと思っています。
応援しています!

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