神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
人を育てるには、褒めることが大切だと言われています。
本当でしょうか？
人は誰でも叱られるより、褒められる方が嬉しいものです。
さらに時代の変化も影響しています。
子育ても、厳しくしつけるのではなく、個性を尊重し、褒めて育てる方法が主流となっています。
叱られた経験がほとんどないまま社会に出ている人が増えているのです。
そこで、会社でも褒めて育てる手法が導入されるようになりました。
ところで、成果は出ているのでしょうか？
言い方を換えると、社員は成長しているのでしょうか？
多くの現場では、十分な成果が出ていないようです。
その主な理由は、褒めることが目的になっていることだと考えています。
褒めることを目的にしてしまうと、相手の機嫌を取ろうとしてしまいます。
ただ相手を気分良くすることだけでは、育成は出来ません。
元々、育てる立場の人の多くが、あまり褒められた経験がありません。
そのため、何を褒めたら良いのか、どのように褒めたら良いのか分かりません。
機嫌を取るために 褒めるのならば、想像出来るかもしれません。
しかし、何をどのように褒めれば成長するのかは分かりません。
実は本当に重要なのは、何を褒めるかです。
相手の気分を良くするために褒めることも必要でしょう。
しかし、それ以上に、育成の観点では、会社が求めているものを身に付けるために取り組んでいる行動をしたことを褒めることが必要です。
お気づきでしょうが、何をすれば褒められるかを決めているのは会社側です。
このことから、目をそらせてはいけません。
相手が褒めて欲しいことを見つけ、褒めるだけでは不十分 なのです。
褒めて育てる手法を取り入れることは大切です。
気分良く仕事してもらうために褒めることも大切です。
しかし最も大切なのは、望ましい行動をした時に褒めることです。
そのために前提として必要なのは、 どのような行動をして欲しいかを会社として明確に決めることです。
そしてそれを はっきりと従業員に伝えることです。
これを行っているのも、現場力の強い経営者の特長の１つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
２０１１年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE（ビブラビ）はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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