神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
戦略も戦術も対策も実行されなければ成果は出ません。
では、実行すれば良いのでしょうか？

多くの会社が業績を上げるために、戦略や戦術を立て、課題に対する対策を考えています。
そして経営者は、それを現場に実行させるようにしています。
会社からの指示なので、現場も実行しています。
しかし、期待した成果が出ていない会社も多く見られます。
どこに問題があるのでしょうか？
大きく分けて２つの原因があります。
１つ目は、戦略や戦術、対策に問題があるケースです。
しかし、どんなに緻密に考えても、多くの仮説の元に作ったものです。
実行すれば、問題点が出て来るのは当然です。
実行しながら修正し、精緻に磨き上げることが必要なのです。
ところが、成果も不十分なのに、修正もされない現場が多く見られます。
実行したことで見えて来る問題が放置されているのです。
現場から問題点が上がって来ない現場もあります。
現場から上がって来た問題に上司や経営者が取り合わない現場もあります。
本当の問題は、指示の質ではなく、実行を通して修正されていないことです。
２つ目は、実行の姿勢に問題があるケースです。
漫然と指示されたことをこなしているのと、真剣に取り組んでいるのとでは、結果に大きな違いがあります。
真剣に取り組んでいれば、現場も創意工夫します。
また、真剣に取り組んでいれば、修正、改善も行われます。
問題点に気付けば報告するでしょう。
報告しても対応してくれなければ、対応を迫るでしょう。
つまり、１つ目の問題も起こりにくくなります。
そして、結果として成果が出る可能性が高くなるのです。
では、どうすれば現場は、真剣に取り組んでくれるのでしょうか？
望ましいのは、実行したいと思ってくれることです。
実行することで得られる成果を望ましいと思い、その成果を得られる可能性が高いと思うことです。
これが難しくても、少なくとも、しなくてはならないことを理解し、戦略や戦術、対策が妥当なものだと納得してもらうことが必要です。
そのために必要なのは、何でしょうか？
考え、決める経営者が、緻密に考え、きちんと現場に説明することです。
そして、現場が理解し、納得するまで説得することです。
さらに、真剣に取り組むように、関わり続けることです。
これらを行うには、経営者自身が真剣かつ本気でなくてはなりません。
このことを理解し、実行しているのも、現場力の強い経営者の特長の１つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール

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長尾洋介

経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
２０１１年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE（ビブラビ）はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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