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【練り上げた提案なのに通らない理由】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
どんなに練り上げても、通らない提案があります。
どこに問題があるのでしょうか?


ビジネスの上では、お客様や、社内に対して提案しなくてはなりません。
一方的に提案することもあるでしょうし、課題やテーマが与えられて、それに対する対策を提案することもあるでしょう。
いずれにしても、提案が通り、相手がイエスと言ってくれなければ、何も実行することが出来ません。
提案を通すことは、ビジネスでは重要なことです。
提案は通すために作るのですから、論理的に説明出来るように練り上げます。
出来上がった提案は良いものに違いありません。
しかし、どんなに綿密に練り上げた良い提案でも通らないことがあります。
なぜでしょうか?
それは、相手にとって良い提案ではないからです。
実は、ビジネスでは論理的に正しい答えはいくつもあります。
そして、最も良いと考えられる答えは、最も多くの人や会社にとって最良の答えです。
しかし、ビジネスの提案で通るのは、1人、あるいは1つの会社にとって最良のものです。
人や会社が違えば、前提条件も違います。
優先順位も含めた判断基準も違います。
最も多くの人や会社の前提条件や判断基準は、一般的には最も優れた提案だと思います。
しかし、イエスをもらわなくてはならない人にとって最良かどうかは分かりません。
前提条件が判断基準が違えば、答えは違ってきます。
前提条件や判断基準は、一般的なものでも、提案を考えている人のものでも駄目なのです。
イエスをもらわないといけない人や会社の前提条件と判断基準が元になっていなくてはならないのです。
イエスをもらわなくてはならない人の前提条件と判断基準を探り、その上で提案を練り上げないといけません。
このように通る提案を考えられるのも、現場力の強いビジネスパーソンの特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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