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社内の情報伝達は伝言ゲーム?

現場力強化の画像
2021/05/24 情報を更新いたしました。

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。

会社の方向性や決定事項は社内全体に伝わることが大切です。
実際は、伝言ゲームのようになっていませんか?

会社の方向性や決定内容、そして経営者の言葉は、全社員にきちんと伝わることが必要です。
その重要性が分かっている経営者は多くいます。

社内の情報伝達の基本は組織図の上から下に向けて流す方法です。
しかし、それでは十分に伝わっていないことに、多くの経営者は気が付いています。

そこで何らかの工夫をしている経営者も多いようです。
文書にして配る、ビデオレターで伝えるなどを行っている会社もあります。
それでも、これらを社員がきちんと読んだり見たりしているとは限りません。
そこで、全社員に伝わるように、部署ごとに文書の内容を説明したり、ビデオレターを観る時間を作ったりしている会社もあります。

ここまでしている会社では、どの社員に聞いても、伝えられた情報のことを知っています。
しかし、その質、理解度を確認してみると、問題があるようです。

経営者が望んでいるほど従業員は文書を真剣に読みませんし、ビデオレターも集中して観ません。
その部署の管理職が言葉で伝えた内容が一番頭に残ります。

実際に問題なのは、この管理職の言葉です。

経営者から発信されたものに尾ひれが付き、一部は抜け落ち、一部は違った解釈をされたものになっています。
子供の頃、遠足のバスの中でした伝言ゲームのようです。
口伝てに伝えている間に、違うものに変わっていくのです。
伝言ゲームは、あまりに変わってしまったことが面白いのですが、会社の情報伝達では笑いごとではありません。

会社では、社内全体に正しく伝わらなくてはならない情報もあります。
しかし現実には、情報を発信者である経営者の真意をきちんと伝えるのは簡単ではありません。
情報伝達の方法に工夫するだけでなく、きちんと伝わっているかも確認し、必要に応じて伝え直すなどのフォローアップが必要です。
このことを理解して情報を伝えているのも、現場力の強い経営者の特長の1つです。

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