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【電話の会話で伝わること】

「言葉」と「口調」で伝えていることが、
違うことが多くあります。
人は経験的に、
「口調」の方が、
相手の真意である可能性が高い
と知っています。
これが、以前にもブログで書いた
「メラビアンの法則」に
つながっているのだと思います。
先日、偶然耳にした
人の会話にも
この法則が現われていました。


JR三ノ宮駅で電車を待っていると、
前に20代後半の女性二人連れがいました。
そのうちの一人が電話をかけました。
口にした「言葉」は、以下の通りです。
「今、三ノ宮の駅。
5時くらいに姫路に着くから
迎えに来てくれない?」
(相手が行けないと言っている様子)
「なんで?」
最初の「言葉」は
「お願い」しているようで、
実際は、「命令」に近いです。
実際「口調」は、
平坦で、厳しい感じでした。
そして、
「なんで?」
は来れない相手を非難しています。
「口調」は厳しく、
理由を聞いているのではなく、
不満の表現です。
これで、最初の「言葉」が
「命令」であったことが
はっきりしました。
人に何かをお願いする時に
「疑問形」を使うことは、
普段していることです。
その「お願い」が、
「命令」なのか
「出来れば」なのか
「何とか助けてほしい」のか
は「口調」で伝わります。
というよりも、
「伝える側」が、
「口調」で気持ちを伝えようと
しています。
元々、人は
「言葉」は角が立たないように、
やわらかい表現を使いながら、
「表情」や「口調」で伝える
ことを身につけています。
当然、「聞く側」も
「言葉」だけでなく、
「表情」や「口調」から、
「本心」を掴み取ろうとします。
ですので、何かを相手に伝えたい時、
「表情」や「口調」に
十分に注意をする必要があるのです。
意外に、ちょっとした「癖」が、
何かを伝えているかもしれません。
それを知るには、
誰か他の人からの
「フィードバック」が必要です。
「伝えようとしていること」が
うまく伝わらない時、
「伝わってしまっていること」を
知ることが改善の出発点になります。
思っている以上に、
多くのことが
「伝わっている」ものです。
一度、身近な人から
「フィードバック」を受けてみては
いかがでしょうか?

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