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【質問という強力なスキル(4)】

現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビの長尾です。
ブログを訪問いただき、
ありがとうございます。
このブログでは、
中小企業や個人事業主の
コンサルティングの現場で
気付いたことを元に、
経営者、管理職の方々に
参考になりそうなことを
発信しています。
コミュニケーションが
ビジネスでは重要なことは
多くの人が認識しています。
コミュニケーションに
関係するスキルの中で、
質問のスキルも
効果的と言われています。
数回前のブログから、
質問のスキルの使い方
について考えています。
ここ何回かに分けて、
質問の有効性について
考えています。
前回のブログでは、
意見が違う場合、
合意を形成する上でも
質問をうまく使うことが
有効だと書きました。
今回は、
質問を使って
合意しようとする場合、
起こりやすい問題について
考えてみます。


この一連のブログの
タイトルにも書いている通り、
質問には大きな力があります。
合意を形成する場面では、
背景の部分の違いを
共有した上で、
その違いについて
話し合うことになります。
そこで起こりやすいのが
一種の誘導尋問です。
話し合う時、
多くの人は
自分の意見を
通したいと思います。
質問を使うと、
自分の意見と
同じように考えるように
誘導することも可能です。
相手は
されている質問に
答えているだけの
つもりなのですが、
気がつくと
相手と同じ結論に
たどり着いてしまう、
のようなことが
起こるのです。
質問に答えているのは
自分自身なので、
相手の意見の方が
良いと感じてしまいます。
よく考えると
自分も同じ考えだと
思うようになります。
そして
相手の意見に同意します。
ところが
後になって
冷静に考えてみると、
やはり納得がいかない
ということが起こります。
自分で言ったことなので、
だまされたわけでも
ありません。
今さら合意を取り消したいと
言いにくい状況です。
それでも
もやもやとした気持ちは
残りますし、
内容によっては
後悔もします。
そして
相手のことを
信用しなくなる
かもしれません。
営業の場面でも、
このようなことは
起こりがちです。
私が質問の使い方が
上達してきた頃、
お客様を説得することには
成功したのですが、
その後、
その方との関係が
悪くなった経験があります。
私にとっての
苦い経験です。
このように、
質問の力は強力なために
自分の意見を
通すことが出来る可能性を
高くすることが出来ます。
その代わり、
注意していないと
長い目で見た時の
信頼関係に悪影響が
出ることもあるのです。
今回は、
合意を得る場面で
質問を使うと
起こりやすい問題について
考えてきました。
次回のブログでは
最終回として、
質問を使う場合の注意点
について考えていきます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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