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3種類の数字アレルギー

一人デスクで悩んでいる様子のビジネスマン

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

ビジネスには数字がつきものですが、苦手な人が少なくありません。その理由は3種類あります。

ビジネスで数字を扱いことは多いです。しかし、数字に苦手意識を持っている人は多いようです。ビジネスマンとしては数字に強いに越したことはありません。そして多くの経営者が数字に強い従業員を望んでいます。

一般的に数字に強いと言うと計算、特に暗算が得意な人を言います。しかし、ビジネスでは多くの場合、会計、経理の知識があり、財務諸表などを読みこなせる人を数字に強いと言うようです。経営者はもちろん、管理職、特に職位が上がるにつれて、財務諸表を読めることの重要性を増していきます。何が、どのような形で最終的に会社の利益に影響するのか分からなければ、適切な判断は出来ないのですから当然です。しかし、会計は見慣れない独特の用語にあふれています。その仕組みや関係性も複雑です。この難解さのため、数字に苦手意識を持っている人は多いです。これが一つ目のアレルギーです。

また、仕事である限り結果が問われます。製造部門ならば生産量など、営業では売上などの目標、言い換えればノルマがあるでしょう。そして、その達成度合いなどで点数が付けられたり、評価されたり、順位が付けられたりすることもあるでしょう。ほとんどの人が子供の頃から、学校などでテストでは点数がつけられ、成績を付けられた経験をしています。それに良い印象を持っている人は多くありません。ストレスを感じるからです。そのため、嫌な思いや辛い思い、苦しい思いを繰り返し経験してきています。そのため多くの人は、数字で表される結果を追いかけることを避けいのです。これが二つ目のアレルギーです。

さらに、どのような業務を担当していても、仕事では多くの数字に縛られます。始業時間、昼休憩、終業時間は守らなくてはなりません。残業時間には制約があるでしょう。使って良い時間や経費にも制限があるでしょう。数字は厳格な基準を与えるものとしても使われます。そして仕事では、お金に関しては経理を担当している人でなくても、正確さ、緻密さ、細やかさを求められます。人はある程度の余裕や余白を求めます。楽だからです。そこで、数字の細かさ、数字で縛られる窮屈さが苦手な人が多いのです。これが三つ目のアレルギーです。

これまで見てきたように、一言で数字が苦手と言っても、さまざまなタイプがあります。上に挙げた三つのアレルギーのどれか一つが原因のこともありますし、複数が原因のこともあります。そして、それぞれのアレルギーの強さも人それぞれです。数字が苦手と言っても、担当業務や立場によっては弱い、苦手では済まないこともあります。そして、何を担当していていても、どんな立場であっても仕事に支障がない程度には強くなければなりません。

必要な数字への強さが不十分な場合は、必要なレベルまで数字に強くなってもらわなくてはなりません。数字の弱さが、どのアレルギーが原因かによって、強化するために効果的なことも違います。それを判別し、従業員それぞれに必要な強さを身に付けるように育成することが必要です。

強い会社の条件に、数字に強い従業員が多いことが挙げられます。弱ければ強化しなくてはなりません。そして経営者自ら、従業員の育成、強化を推進しなくてはなりません。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

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