現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビです。
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アメとムチの使い分けが
指導や育成の場面で
有効だと言われています。
一方、最近は
アメもムチも使わない指導法も
推奨されています。
特にアメを使うことの
功罪について、
参考になる記事がありました。
社員の育成方法を考える上で
参考になると思います。
その記事では
日米の子育ての場面での
アメの使い方の違いについて
紹介していました。
日米どちらも、
何かを達成した時に、
報酬を与える方法が
使われています。
目標などを目指して
努力している時、
アメがあることは
やる気を高める効果が
あります。
このことに異論はないと
思います。
ただし、
アメリカ人は
日本人のアメの使い方に
反対することが
多いようです。
どこが
違うのでしょうか?
それは、
目標を誰が決めたのか?
の違いです。
アメリカ人が
アメを与えるのは、
本人が目指したいと
自発的に決めたことに
限定しています。
本人が決めた目標を
達成するために
努力することを
応援することが
アメを用意する目的です。
一方、
日本の場合は
どうでしょうか?
親がして欲しいことを
してもらうために
アメを準備していることが
ほとんどではないでしょうか?
説得したりして、
本人が合意したり、
その気になり、
本人が頑張ると
言っているかどうかは
重要ではありません。
本人の自発的な意思かどうか
が重要なのです。
そもそも欧米では、
目標設定を
自らすることが
当たり前だと考え、
そのように
幼い時から育てられます。
そのように育っているからこそ、
モチベーションを高めるのに
アメが効果的なのかも
しれません。
一方、
どうすべきか、
何を目差すのか、
を人から与えられ、
本当に自発的に
何を目差すのかを考え、
決めることが少ない
のが日本です。
その結果、
人の決めたことを
受け入れることが
当たり前のように出来る
傾向があるように思います。
結果としてアメは、
他の人を
コントロールするための道具
になってしまうのです。
アメを与えても
頑張ってくれないとしたら、
そもそも目指しいるものが
本人の本当の意思ではない
かもしれません。
本人の本当の意志でない場合、
努力という犠牲との
バランスで判断した場合、
アメが不十分なのかもしれません。
そこに、
アメの効果の限界があります。
そして、
アメを使って動かすことを
繰り返すことは
自主性を奪っていくことに
つながる危険性があります。
そもそも、
自分の意志ではないものを
目指すことが
当たり前になるからです。
ですので、
社員が自発的に
動かなくなるという
副産物を生むことが
アメがもたらす
悪い影響の一つと言えます。
やる気を引き出すために
アメは効果的ですが、
その使い方と効果や影響を
少し考えてみては
いかがでしょうか?
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
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