オフィス・ビブラビの長尾です。
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新型コロナで仕事を休む人が増えています。その対応に苦慮しているのは、その従業員の職場だけではありません。
新型コロナが陽性となれば、たとえ無症状でも会社に出て来ることが出来ません。社内や仕事上接するお客さまや取引先などの人にうつさないためです。さらに濃厚接触者も出勤させられません。陽性になる可能性があるからです。
第7波で感染者が増えています。行動制限のないお盆や夏休みの影響で、高止まりすると言われています。感染者が増えれば、それに伴って濃厚接触者も増えてきます。濃厚接触は職場だけでなく、家庭内でも起こります。帰省や旅行先で足止めになるケースもあります。そのため、本人が陽性であったり、濃厚接触者となったため、多くの会社では、出勤出来ない従業員が増えています。
従業員が急に休む、しかも比較的長い日数休む、さらに何人も同時に休むことになると、まず対処しなくてはならないのは、いかに業務を回すかです。通常よりも少ない人数で業務を回すのは大変です。どうするか頭が痛いでしょう。
しかし、従業員が休むことで大変なのは、その人のいる現場の人だけではありません。社内で言えば、労務や給与を担当している人も大変です。休んだ日の扱いを決めなくてはなりません。会社からの依頼による休業とするのか、だとすれば手当などはどうするのか、それとも有給休暇の消化にするのか、など決めて、判断しなくてはなりません。傷病手当金の対象とするならば、その手続きも加わります。
そして、休みが新型コロナの影響でやむを得ないことだと確認する必要もあるでしょう。保健所などからの証明書を提出してもらわなくてはならないこともあるでしょう。医師からの診断書が必要かもしれません。提出してもらうように依頼し、提出されたかどうか確認し、提出されていなければ督促しなくてはなりません。なんども煩雑です。
実際、必要な書類を作ってもらう所も大変なところばかりです。保健所も新型コロナに対応している病院も業務がひっ迫しています。時間がかかるでしょう。なかなか社内の処理が完了しないでしょう。
保健所や病院からは、証明書や診断書を求めないようにして欲しいとの声も上がっています。感染拡大防止や、診断や治療が最優先です。それだけでも手一杯な中で、さらに書類作成などは勘弁して欲しいと思うのも当然です。
勤務上の扱いは、国の施策によって変わってきます。国は、状況に応じて、さまざまな施策を出してきます。それを常に追いかけながら対処するのは大変です。もちろん揃えなくてはならな書類も変わっていきます。
国が求めているものは、いくら保健所や病院がひっ迫していても入手しなくてはなりません。ただ社内の規定で決めているのであれば、求めないと決めることも出来るでしょう。求めないと決めれば、社内の処理も簡便に完結させることが出来るようになるでしょう。
新型コロナの感染が拡がると、いろいろな所に影響が出ます。もちろん業務を回すことが最優先です。しかし、社内の他の部署への負担も増えています。その影響を最小限に抑えるように、社内の規定などを見直すことも必要かもしれません。
影響の範囲を見極め、変えることが出来るものは変える方が良いです。これが出来るのは誰でしょうか?影響が及ぶ範囲を見極め、対処を促すことが出来るのは、中小企業では経営者しかいません。
本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。
応援しています!
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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