神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
会社は仕事をする所です。
しかし、仕事するだけの場にしてはいけないようです。
従業員は仕事をするために雇われています。
勤務時間中は業務に勤しむことが求められます。
会社全体の生産性は重要ですので、従業員には業務に集中してもらうことが大切です。
ところが、仕事に集中し、効率的にこなすことだけを求めても生産性は上がりません。
人は機械ではありません。
そして仕事は単独で行われるものではなく、他の社員との連携によって成り立っています。
いくら業務をシステマティックに作り上げても、生産性が上がるわけではないのです。
そこで必要なのが遊び、言い換えれば余裕や余白です。
具体的には、従業員間の雑談です。
雑談は一見無駄に見えます。
しかし、現実には生産性の向上に大きく貢献します。
人が集中していられる時間には限界があります。
雑談によって従業員にとってリフレッシュすることが出来ます。
そして、また集中して業務に取り組むことが出来ます。
また、雑談は情報交換の場であり、関連する業務を担当している人との調整の場でもあります。
いくら綿密に作られたシステムや業務プロセスでも、設計通りに進まないのが現実です。
そこで微調整が必要になるのですが、それが行われているのも雑談の中です。
そして雑談が、最も意味があるかもしれないのは、従業員同士の関係を深めることです。
他の従業員とつながることで、仲間意識を持てたり、職場が自分の居場所であることを感じることが出来ます。
今、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、在宅勤務が増えています。
出社する人数が減っている会社も多いでしょう。
出社していても、感染防止の観点から会話を制限している会社も多いはずです。
ただでさえ、多くの人が感染や雇用について不安を抱えています。
自粛生活で、孤独を感じている人も多いでしょう。
人とつがっていることを実感する場は価値があるのです。
そこで、会社が今まで以上に、従業員が雑談する場や機会を作ることの価値が高まっていると考えています。
人とのつながりを感じられ、自分に居場所があると思えることの安心感を与えることが出来るのです。
今、会社が積極的に従業員に対し、仕事の中の遊びである雑談の場と機会を与えることが必要だと考えています。
それが従業員の心のケアに効果的なだけでなく、会社へのロイヤリティ、帰属意識を高めることにもつながります。
経営環境が厳しい会社が多いのが現実です。
従業員の心のことまで考える余裕がないかもしれません。
それでも、従業員の心のケアのために出来ることがあるのも経営者です。
そして、意識して雑談、従業員同士の交流の機会を作っている経営者もいます。
だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。
そして支援したいと思っています。
応援しています!
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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