人との意見や考えの「違い」と
上手く付き合うと、
相手との関係も良くなりますし、
自らの成長にもつながります。
会議などの議論の場だけでなく、
日常の会話の中でも、
意見や考えの「違い」は、
頻繁にあるものです。
こうした「違い」に直面すると、
人はつい、
どちらかが「正しく」
どちらかが「間違っている」
というモードになってしまいます。
このモードに入ると、
選択肢は二つ。
どちらが「正しい」か争う
放っておく
のいずれかです。
実は、もう一つ
三つ目の選択肢があります。
それが、今回お話しする方法です。
これは、三つのステップで出来ています。
1.「違い」として受け入れる
2.「違い」の理由を「相手から聞く」
3.「違い」の理由を共有する
です。
1.「違い」として受け入れる
相手が「間違っている」と思ってしまうと、
次には行けません。
自分が「正しい」ことを主張することに
頭がいってしまい、
相手の話をそのまま聞き、理解するよりも、
反論の材料を探すようになってしまいます。
相手が面倒臭い相手だったり、
自分の意見や考えに自信がなければ、
相手の意見を受け入れた「ふり」をします。
まずは、ただの「違い」として
受け入れます。
2.「違い」の理由を「相手から聞く」
「違い」の理由には、いろいろあります。
知っている情報の違い
前提となる条件の違い
背景や立場の違い
価値観などの優先順位の違い
が主な理由です。
何が「違っている」から、
「違う」意見になったのかを、
見つけるのです。
時には、相手に質問し、
時には、
「違い」の理由だと思われる部分の
自分の理由を伝えて
相手の考えを尋ねます。
ここで、対決モードになっていると、
それは相手にも伝わり、
相手も対決モードになります。
これが一番のポイントです。
3.「違い」の理由を共有する
「違い」の理由が分かったら、
それを相手に伝えます。
その結果、
「違う」意見のままかもしれませんし、
どちらかの意見で一致するかもしれませんし、
お互いの情報を共有した中で、
別の意見で一致するかもしれません。
「同意」出来なくても、
相手のことが「理解」出来て、
相手のことを「認める」ことが
出来ます。
いずれにしても、
対決したり、
話し合いを避けるよりも、
建設的な関係が築けます。
そして、
自分自身の学びの機会になります。
全ての「違い」にこの方法を使うと
うっとうしい人になってしまいますが、
いざという時には、
実践的で、効果的な方法です。
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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