神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
活発に意見が出る会議では、当然さまざまな意見が出ます。
逆に言うと、活発だからこそ、多くの意見が出て、意見をまとめるのは難しいのです。
それでも、いくら多くの意見が出ても、結論を出すのが本来の会議の目的です。
多くの意見が出た場合、どうしたら良いのでしょうか?
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでは、多くの意見を出すことを推奨しています。
意見が多ければ多いほど、より良い結論が導き出せると信じているからです。
しかし、意見が多いと、その扱い方を知らなければ、混乱した状況に陥ります。
多くの現場では、強引に結論を出してしまう場面が見られます。
それでは、せっかく出た意見がもったいないです。
多くの意見も、一つひとつ精査していくと、その違いを明らかにすることが可能です。
まず論理的に矛盾している場合は、その場で却下することになります。
意見を出した本人は不満を感じるかもしれませんが、論理的に矛盾したもので、他の人を納得させることは出来ないのでやむを得ません。
論理的に問題がなくても、複数の意見があるのも、よくあることです。
その場合は、根拠や前提となる事実や認識を確認します。
前提が違えば、結論が変わってくるのは当然のことです。
ところが、この前提となる事実や事実認識に違いがあるケースを多く見受けられます。
これを表に出すことには大きな価値があります。
認識に違いがあることを共有出来れば、その違いについて議論することが出来ます。
違いについて議論することで、共通した認識を持つことが可能になります。
これが、より良い結論を導き、結論への納得感を高める上で、必要な条件なのです。
効果的で生産的な議論のためには、違った意見をきちんと扱うことが必要なのです。
これも、強い現場力を持つ現場の条件の一つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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