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採用活動に変化

大学卒業を喜ぶ卒業生たち

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

大学新卒の内定率が過去最高だそうです。その中で採用戦略も見直されています。

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3月1日時点の大卒の内定率は40%と、前年から10ポイント増加していました。そして最近発表された4月1日時点の内定率は58%と、前年から10ポイント近く増加しています。いずれも過去最高の内定率だそうです。

新型コロナの前から新卒の採用市場は売り手市場と言われていました。新型コロナが収まってから、経済活動が活発になる中、さらに売り手市場の傾向が強まっているようです。2024年入社で見ると、大手企業でさえ新卒採用実績は目標の88%だったそうです。これはあくまでも全体の数字で、元々人手不足の業界ではさらに低い数字になっているでしょう。

採用が厳しい環境の中、大手企業、人気のある業界の有名企業でも、採用活動に多彩な採用手法を取り入れているようです。代表的なのは、直接学生にアプローチするダイレクトリクルーティングや、社内外の人脈からの紹介を活用するリファラル採用などです。

しかし新卒採用だけでは不十分と考えている企業も多いようです。そこで起こっているのが、中途採用へのシフトです。大手企業の採用計画の中途採用比率は43%になっているようです。そこには少子化が進む中、新卒だけでは十分な人員が確保できなくなる危機感もあるようですが、他にも理由があるようです。それは、人材不足を補う上で即戦力が欲しいという現実です。実務経験がなく、実務能力が低い新卒の学生を育てている余裕がない現状もあるようです。

大手企業でさえ採用に苦労している中、人材戦略を見直し、新たな行動を起こしています。大手企業がこのように危機感を持って活動すれば、元々採用に苦労している中小企業の採用環境はもっと厳しくなるでしょう。新卒採用が厳しいので、中途採用も含めて何とか人員を確保しようとしても、それも難しくなっていくでしょう。

中小企業も、ただ厳しい環境だから仕方ない、では済みません。必要な人員、人材を確保できなければ事業活動が難しくなるのです。中小企業も人材戦略や採用活動を見直さなくてはなりません。

特に中途採用に関しては、中途採用社員を活かす組織作りが必要でしょう。会社組織が中途採用の社員を仲間として受け入れることに不慣れな会社も多いです。中途採用の社員が持っている知識やスキル、経験を十分に活かすことができていない会社も多いです。また中途採用の社員は他の会社で勤めていたのですから、仕事のやり方などに一定の癖がついているものです。自社で活躍してもらうには、新入社員と違う教育を行い、育成する仕組みも必要でしょう。

もちろん、実務経験のある人を採用するのですから、転職者にとって魅力的な条件、例えば賃金などの条件面、今までの経験を活かせる業務への配置などが必要でしょう。

人材確保が難しい時代は今後も続くと思われます。ただ採用担当部署や担当者に発破をかけるだけで採用が順調に進むことはないでしょう。人材戦略や採用戦略、採用条件、受け入れ体制などの見直しが必要です。人材戦略、採用戦略の見直しは急務です。そして当然、これらを進めることができるのは経営者しかいません。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

応援しています!

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