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3種類に分かれるKYな人

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2021/08/31 情報を更新いたしました。

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。

今は死語かもしれませんがKYという言葉があります。
KYな人は3種類に分かれると考えています。

例えば会議などで話し合いをしているとします。
A案とB案が最後まで残り、何となくA案で固まりそうな流れになっています。
そのタイミングで、ある人がB案が良いと言い出しました。
例えば、このような時、その人はKYだと言われます。

KYは、空気読めない、のことです。
言葉通りならば、空気を読もうとしているのに読めない、あるいは読み間違いすることです。
これが1種類目のKYです。

ところが実際には、空気を読もうとしているのに読めない人は少ないようです。
では、どのような人がKYな発言や行動をするのでしょうか?

2つ目の種類は、そもそも空気を読んでいない人です。
この種類の人がKYな発言をするのは、偶然が重なったからです。
A案に固まろうとしているけれど、本人がB案が良いと考えているという偶然です。
本人もA案が良いと考えていたり、B案に固まろうとしていたら、発言はKYなものにならないからです。

この種類のKYな人は2つのタイプに分かれます。
1つ目は、場の状況は関係なく、自分の意見を言って良いものだと考えているタイプです。
2つ目は、空気を読まないといけないことに気付きにくいタイプ、いわゆる天然と言われる人です。

3種類目は、空気を読んだ上で、あえて意図的にKYな発言や行動をする人です。
意図を持ってKYな言動をするのですから、KYだと思われるのは承知しています。
相手がどんな反応をするかも想定しているので、その準備も覚悟も出来ています。
意図はさまざまです。
議論を混乱させたい

  • A案に決まることを阻止したい
  • 自分の意見を通したい
  • 注目を浴びたい

例えば会議の場であれば、以上のような意図です。
私のようなコンサルタントも、KYな発言をすることがあります。
その場合は、この3種類目です。

  • 検討が不十分なのに、安易に結論を出そうとしている時
  • 表面的には同意している振りをしているが、疑問を持っている人がいそうな時

このような場合、あえてKYな発言をします。
最終的に、より良い結論にたどり着けることが重要だと考えているのです。
そして、空気を読んだ上で、あえて意図的にKYな発言や行動をする人がいる。
KYな発言であっても、それを受けて議論を深められる。
これが出来るのも、現場力の強い現場の特長の1つです。

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